Wedding shot of a japanese couple

「今まで19年間約1700組の結婚式を撮影してきました。」ウェディングフォトグラファーdapandaさんインタビュー

dapandaさんは、日本中の 結婚式 でたくさんのカップルを撮影してきたウェディングフォトグラファー。その詳細についてCOPYTRACKにお話し頂きました。

ウェディングフォトグラファーになったきっかけは何でしたか。

フリーカメラマンとして芸能人の撮影や雑誌を撮影して行く中で、ある日結婚式の撮影をさせていただきました。その後数回撮影をさせていただいて、他の広告や雑誌の仕事にはない人生の1ページを撮影しているというやりがいを感じました。

ウェディングフォトグラファーとして、どのようにそれぞれのクライアントの要望に答えるべく撮影されていますか。

会場の提携カメラマンではなく、外部のカメラマンに依頼をすることは写真に大きなこだわりを持っていることの証です。メールや打ち合わせを密にして、お二人から撮影希望などをお伺いしています。またお二人に接する中でゲストを思う気持ちや、新郎新婦さん同士のあふれ出る愛の気持ちなどの雰囲気を感じ取って撮影に反映するようにしています。

結婚式の写真 父と娘

花嫁さんと花嫁さんのお父様、カメラ目線の時では無くて、
ふとした瞬間に所作や表情がそっくりだなと思うことがあります。

一瞬のチャンスを捕らえなければいけない結婚式撮影は、緊張する場面の多いお仕事かと思いますが、どのようにその瞬間を逃さないようにされていますか。

経験と集中力ですかね、あと遊び心も大事です。結婚式は一瞬のチャンスの連続なので常にアンテナを張って、新郎新婦さんが次に行う行動を先読みして撮影のポジショニングを考えカメラを構えています。また撮影するには機材のメンテナンスやチェックも大事ですね、機械は突然壊れますのでバックアップ機材もとても大事です。

close up shot bridal jewellery

ブログ「ウェディングカメラマンの裏話」では、時々信じられないようなクライアントのお話や、結婚式の裏側などとても興味深いお話が多いですが、今までで一番印象に残っている結婚式でのエピソードはどのようなものでしたか。

結婚式は2018年で19年間撮影しているので毎回が色々な発見と驚きと感動があります。インパクトがある結婚式に出会う事が多いので、一番を付けるのが難しいのですが、結婚式というお酒の席ですのでお酒にまつわる事も多いです。

お酒を飲みすぎるために奥さんから禁酒をされていた男性がいました、結婚式ですので奥様はその日だけはとお酒を飲むことを許してもらえたそうです。男性はここぞとばかりに飲みまくりました、暴れることもくだを巻くこともなく楽しくお酒を楽しんで披露宴もお開きに。楽しく帰ろうとしたときにロビーにある大きなガラスのテーブルに飛び込み全身血だらけに。命に別状はありませんでしたが、入院3ヶ月の全身を縫う重症を負いました。その男性はガラスのテーブルがお風呂だと思ったそうです。奥様が禁酒している理由がわかった気がしました。

結婚式写真となると誰がどの権利が持っているのか著作権に関して混乱されるのではないかと思います。ウェディングフォトグラファーとしてどのように著作権や画像使用を管理されていますか。

日本では警察官でも著作権に関する意識がかなり薄く、写真を扱う仕事をしている広告業界でもまだまだ著作権意識が薄いと感じます。一般の方にはもっと理解が難しいと思いますので、撮影した写真に関して著作権は撮影者にあるということを契約時に明示しています。

写真について以前は写真にクレジットを入れていましたが、写真の雰囲気を損なうことや盗用しようとする人はクレジット部分をトリミングして使用する人もいて、人の意識の問題と思いやめました。それからどうする手立てもなく、悩んでいたときにCOPYTRACKさんの存在を知り、COPYTRACKさんに尽力いただいてすべてが解決していきました。

結婚式 花嫁 写真

COPYTRACKサービスを使ってみた感想はいかがですか。今までに著作権侵害の被害に何か遭われた経験はございますか。

COPYTRACKさんを利用させていただいて、まず思った事は不正使用者の多さでした。利用させていただいて数ヶ月で70件の不正使用がありました。その不正使用者へ使用料の請求がとても簡単に出来る事にも驚きました。そしてその後の交渉もCOPYTRACKさんが行ってくれるので、こちらは画像を登録して依頼するというとても簡単なことのみです。今まで不正使用者に対しては直接請求を行ったり、裁判を行ったりしていましたが、その時間と苦労だけでも仕事に支障があるので本当に助かっています。

写真を扱う以上著作権被害はとても多いです、所有している写真が怪しい宗教団体に不正使用されていたので使用取り下げをお願いしたら、住所を調べ上げられて外の道路で怪しい人がいたなんてこともありました。また、愛媛県の警察署から電話があったことがあり、警察官はきつい口調で電話口の私に怒鳴っていました。私が不正使用者に使用料を請求したことを不正使用者は警察に通報し、警察署は詐欺ではないかと私に電話してきたようでした、警察官は私の方が犯罪者だと思ったようです。私の方が冷静に写真を不正使用された著作権侵害の事実を話したのですが「著作権の中の何権を侵害しているんだ?」と私に聞いてくるような状況です。長い時間説明してようやくわかってもらえたと思ったら「それは民事だからお互い話し合って下さい」と謝罪も解決策もなく電話を切られました、著作権侵害は立派な刑事事件なのですけどね。その後福岡県警でもやはり不正使用者が警察署に相談したら「ほっておけばいい」と不正使用者にアドバイスをしたそうです。 警察がこんなことでいいのかと深く思いました。

dapanda

神奈川県出身。ウェディングフォトグラファー。現在まで19年間で1700組ものカップルを撮影、感動の瞬間を捉え、届けて来た。現在も人気ウェディングフォトグラファーとして一線にて活躍中。

【メディア掲載】■写真好きのための法律&マナー(朝日新聞出版)■アサヒカメラ2017年12月号(朝日新聞出版)■日本写真家協会会報2017年11月号(JPS)■『本当にあったブログ内緒話』(大洋図書)■信濃毎日新聞 ■ねっため(ソフトバンククリエイティブ)■ドバイ政府観光・商務局 ■H.I.S.

dapandaさんのその他の作品はWebsiteまたはInstagramで定期的なアップデートを見ることができます。

© COPYTRACK | Shiori Nakano

Facebook
Twitter
LinkedIn

オンライン画像の
無断転載を発見

COPYTRACKでインターネット上のあなたの画像を
素早く簡単に見つけ出すことができます。
登録にかかる時間はわずか2分。

COPYTRACKについて

COPYTRACKは2015年にマーカス・シュミットにより創立された、写真家、出版社、フォトエージェンシー、eコマース向けのサービスです。 無断転載された画像の追跡と、世界中での法的措置を無料で提供しています。

あなたも
写真家ですか?

COPYTRACKは写真家、フォトエージェンシー、出版社のフェアな報酬のためのサービスです。COPYTRACKを利用してインターネット上の無断転載された画像を無料で見つけ出し、無断転載に対する第一歩を踏み出しましょう。