2019/07/04

COPYTRACK画像検索機能の裏側とは

フォトグラファーが直面する問題、それは多くの人が著作権を気にせずにブログやウェブサイト、ショップサイトで誰かの画像を使用することは大したことではないと思っていることです。これは腹立たしいのみでなく、創造的な作品で得るはずの収入を逃していたりもします。最近ではベルリンのフォトグラファーMarius Sperlichなどのアーティストは#ChangeIndustryとハッシュタグをつけて怒りを露わにし、無断転載の問題提起、それに対して行動するようクリエイティブなクリエーターやアーティストに呼びかけました。 ►どうしたら画像の無断転載をフォトグラファーは見つけ出せる?COPYTRACKの画像検索サービスはよくあるGoogleのような検索機能より優れている? ネット上の無断転載を検出するための方法として最も有名で簡単と言える方法はおそらくGoogle画像検索でしょう。他のウェブサイトで画像がどのくらい使われているかどうかの目安として個々の画像を確認する場合に対してのみ適切と言えます。 代替案としてCOPYTRACKのプロフェッショナルな検索サービスは、インターネットで無断転載された画像の検索に特化されています。AIベースの画像検索で、大量の画像も一度に検索、ユーザーは全検索結果をすぐに一覧表示で受け取ります。ここでは非常に簡単に聞こえますが、実は非常に複雑で、優れた技術的ノウハウに基づいているのです。 COPYTRACKがその舞台の裏側と画像検索機能について説明: よくある検索エンジンでは画像検索はどう機能する? COPYTRACK画像検索はどう機能している? アップロードからマッチングまでに起こっていること COPYTRACKは画像検索サービスだけじゃない! よくある検索エンジンでは画像検索はどう機能する? インターネットでの検索は複雑です。クローラー(またはスパイダーや検索ロボット)と呼ばれるものの助けによって、検索エンジンは絶えず新しい変更されたコンテンツを収集します。このクローラーと呼ばれるプログラムは、ウェブコンテンツをシステマチックに継続的に検索し、関連情報を保存します。取り込まれた情報はその後、処理されインデックスに集められます。 従来の検索エンジンを使用した検索読み込みの背景にあるステップを詳しく見ると、検索エンジンは次のステップを実行していると言えます。 • ワールドワイドウェブからコンテンツを検索して取り込む • 取得したコンテンツを読み込むため検索インデックスを作成 • ユーザーの質問を照会 •ユーザーの質問に応じた情報を提供 これは本のキーワード索引のようなもので、プログラムは索引用語のみでなく、どこにその用語が元々あったかという情報も提供します。これは何十億もの単語とウェブコンテンツへの参照を保存する仮想インデックスのようなものです。 こんな画像コピーの検索は完全とは言えません。検索結果が広範囲に及ぶ場合、よくある検索エンジンはユーザーに最適化された検索結果のみを表示します。例えばGoogleだとユーザーには何百万件も結果があったとしても、通常は1000件のみを表示しているのです。 COPYTRACK画像検索はどう機能している? 検索結果の一覧を完全に確認したい方は、COPYTRACKの無料画像検索サービスのような専門的なサービスを利用する必要があります。COPYTRACKの検索は初めのステップからよくある検索エンジンとは違い、COPYTRACKではすでに初めから検索のためにインデックスが用意されています。 人工知能(AI)ベースのCOPYTRACKクローラーは全ての収集されたオンライン画像を発見し、それらをCOPYTRACK画像インデックスと比較します。すぐにマッチングが認識され、画像はヒットに直接そのユーザーに表示されます。 COPYTRACKでの検索の裏側のステップを詳しく見ると、画像検索はこのようになっています。 […]
2019/05/23

COPYTRACKのLightroomプラグインで画像アップロードをより簡単に

多くの要望に答えるため、COPYTRACKの新しいAdobe Lightroom用のプラグインが遂にリリースされました!この新しいLightroomプラグインはCOPYTRACKサーバーへ画像のアップロードをシンプルにするための更なる一歩であり、フォトグラファーのCOPYTRACKアプリ内でのコレクション管理をさらにシンプルにすることができます。  COPYTRACKアカウントとLightroomの連携により、ワークフローを乱すことなく画像をアップロード出来るのです。このような機能の実装はユーザーの以前からのご要望であり、今回これに応えることでCOPYTRACKがLightroomを既に利用しているフォトグラファーには便利な新機能をご提案できるようになりました。  今すぐAdobe Lightroomプラグインをダウンロードする  Adobe Lightroomプラグインをダウンロード 自動でコレクションと同期する Lightroomはユーザーフレンドリーなインターフェースを持つことでよく知られており、画像編集において無限の可能性を感じさせてくれます。Lightroomのインターフェースを使用すれば、写真をデスクトップで表示したり、様々なモジュールを使用し簡単に整理、編集、エクスポートができます。これにより写真ライブラリの管理にピッタリなツールとなり、写真の一括編集もとても便利にできます。  新たなプラグインは、直接画像をCOPYTRACKアカウントにアップロードできるようになるだけでなく、自動でコレクションと同期することもできます。Adobe Lightroomから1クリックで現在のコレクション構造をそのままで、大量の画像をインポートできます。写真を重複して管理するのではなく、個々のコレクションを転送するだけで、いちいちプログラムを切り替える手間が省けるため、ワークフローの簡略化に繋がります。  COPYTRACKアカウントにアップロード COPYTRACKのLightroomプラグインは設定から使用までシンプルかつ簡単です。一度プラグインをインストールしてしまえば、わずか数クリックであなたのコレクションがCOPYTRACKアプリへ同期されます。既にCOPYTRACKアプリ内に存在しているコレクションも、元のコレクション構造のままCOPYTRACK-Lightroomプラグインセクションに表示されます。  もしCOPYTRACKアカウント専用の特別なコレクションを作成したい場合は、Lightroomで直接作成可能です。一度コレクション構造を作成すれば、あとはアップロードを開始するだけ。写真をお好みのCOPYTRACKコレクションにドラッグ・ドロップすると「未公開」として表示されます。「公開」ボタンをクリックすれば写真があなたのCOPYTRACKアカウントにアップロードされます。とても簡単です!  今すぐAdobe Lightroomプラグインをダウンロードする  Adobe Lightroomプラグインをダウンロード COPYTRACKで無断使用されている画像を見つける 画像をアップロードして公開後は無断転載の可能性がある画像を発見することができます。COPYTRACKは世界中のインターネット上の画像使用を、無断転載の疑いがあるものも含め発見します。それだけでなくその写真の価値に見合った事後ライセンスを著作権者の代わりに提案し、支払われるはずであった報酬を獲得することもできます。フォトグラファーとして経済的なリスク無しにCOPYTRACKのサービスが利用でき、無断使用の事後ライセンス料を獲得した場合のみ成功手数料をいただきます。世界中を検索可能な画像検索サービスを試し、無断で使用されている画像のライセンスを販売してみませんか?  Written by John Peacock
2019/05/13

人工知能と著作権 : AIはフォトグラファーの脅威となるか?

AIはアーティストとなりフォトグラファーを 脅かすのか、それとも便利な助手となるのか。 2018年に人工知能が絵画を作成し、これがなんと約5000万円でオークションにかけられたことをご存知ですか? このような例と同様に人工知能の分野における急速な進歩のおかげで、AIに関する議論は非常に普及した話題になりました。これは特に人工知能と著作権が関係する場で顕著です。この革新的な新技術の将来について私たちが知る余地は未だありませんが、少なくとも著作権法の観点からAIの現在の状況を調べることは可能です。 例えば人間の知能と人工知能の関係とはどのようなものなのか?またAIはどれほどクリエイティブなのか?AIが「アーティスト」としてフォトグラファーを含む他のアーティストの脅威となり得るのか?それともペンやカメラの様な道具でしかないのか?こういった疑問は尽きません。 人工知能ってどんなもの?  人工知能はコンピューターが独立して学び、問題を解決できる様にコンピューターをプログラムすることを目的としています。今日では使用されている人工知能の応用分野はすでに数多くあり、人工知能はなんとアートの作成にも使用されているのです。AIによって作成された作品の注目すべき例としては、まるでビートルズによって作曲されたかのような曲や、小説版ゲーム・オブ・スローンズやハリーポッターの続編のようなものであったり、レンブラントの作品に類似性のある絵画が挙げられます。  この話題自体は複雑である一方、AIの基本的な情報を理解することはそこまで難しくありません。機械が学習することを可能にするために、AIには「トレーニングデータ」と呼ばれるものが用意されています。期待される結果により画像や歌、文学作品などの情報が与えられ、これがAIのアルゴリズムの分析や自己学習の例として役立つのです。 概要 “Edmond de Belamy”の肖像画 人工知能と著作権:AIは著作権者になれる? AIの作品は人間に帰属する? 注意:AIの作品も著作権侵害の対象に! フォトグラファーにとってAIの意義とは? 写真分野でのAIはどのくらい賢い? 結論:AIはデザインの自由を可能に “Edmond de Belamy”の肖像画 本文冒頭でご紹介した例の“Edmond de Belamy”の肖像画は、2018年に完全に人工知能によって創作された作品のことです。それが何とオークションにて432,500アメリカドル(日本円にして約4700万円)でかけられ、その作品に対する注目は一気に高まりました。AIが創作をするために使用したアルゴリズムは当時19歳であったRobbie Barrat氏が開発したものでした。アルゴリズム開発後、Barrat氏はすぐにオープンソースライセンスとして使用可能にしました。  “Obvious”として知られるパリのアーティスト集団がこのアルゴリズムを手に入れ“Edmond de Belamy”を創作しました。”Obvious”の期待する結果を生み出すため、創作を始める前、その準備と分析のために約15000もの絵画をこのアルゴリズムに与えました。2018年10月25日、この肖像画は先述した432,500アメリカドルという価格でニューヨークでのオークションハウス、クリスティーズに出品されました。これはオークションハウスで競売にかけられた初の人工知能による作品として歴史にその名を刻みました。そのニュースがRobbie Barrat氏の耳に入った時、彼はTwitterにてその怒りを露わにしました 。  ※その肖像画はこちらのツイートをクリックしてご覧ください。  […]
2018/12/12

Google画像検索 ► 吉とでるか、凶とでるか?

なんと便利なことに、Googleはウェブサイトだけではなく画像も検索することができます。例えば次の休暇の行き先の写真や、自分のウェブサイトの画像、またはプレゼンテーション用のイラストも検索することも可能です。そしてGoogleはパプリックがアクセスしやすい画像を数え切れないほど表示します。そこで今回は世界で最も使用されているこの画像検索エンジンに関して、いくつかの興味深い疑問とニュースをご紹介します。 目次: ► Google画像検索の画像は使用してもいいもの? ► Googleは画像検索で著作権侵害を起こしている? ►ついにGoogleが著作権情報を表示 ► 新しいGoogle画像検索は無断転載から守ってくれる? ► Googleの「画像表示」ボタン削除により無断転載は無くなる? ► Googleのリバース画像検索で無断転載の対策は完璧? Google画像検索の画像は使用してもいいもの? 多くのインターネットユーザーはインターネット上の画像をダウンロードしていいのかどうか確信が持てないでいます。その一方でGoogleは全てのサービスを無料で提供しているという確信に近い考えも既に広がっています。これを証明するように「Googleの無料画像しか使用していない」、「Googleの画像は無料で使用できると思っていた」とよく言われています。 実際のところ、検索エンジンで検出された画像を使用する時には、これらの画像は必ずと言っていいほど著作権で守られているということを留意しなければなりません。なぜなら画像やグラフィックはその著作権者から独占的に許可を得て公開されている可能性があるからです。原則として著作権者は、画像使用料と誰が著者/著作権者として画像に表示されるべきかを決めることができます。 COPYTRACKのCEOであるMarcus Schmittは「オンライン上にある写真で、撮影者や別の著作権者の名前を載せないまま無料で使用可能な画像はほとんどありません。」と語ります。あなたのプロジェクトの為にGoogleで画像検索し使用することは、あまり良い考えではないかも知れません。 Google自体も画像は著作権によって保護されている可能性があると明記しており、自由に二次使用可能な画像を検索する画像検索オプションを使用するよう推奨しています。画像検索オプションの「ライセンス」フィルターを使用すると、Googleが使用もしくはシェアを許可したロイヤリティフリーの画像を検索することができます。とはいえ、検索結果で「自由に二次使用可能」と出たとしても必ずしもライセンスがなく使用していいとは限りません。と、ここでも注意が必要です。 Googleは画像検索で著作権侵害を起こしている? ドイツの著作権法19条aによると、著作権者の許可がある場合のみ画像は使用されて良いことになっています。しかしGoogleはその画像検索の画像のコレクションを作成する為に使用しており、選択のためにサムネイルとして小さなサイズでユーザーに表示されます。では、画像検索を提供しているGoogleやその他の検索エンジンの運営者は大規模な著作権侵害を起こしているのでしょうか? → 2010年 このトピックは連邦裁判所(BGH)の長年にわたる悩みの種でした。2010年にGoogle画像検索結果の表示が著作権侵害を構成するかどうかに関して主要な決定がなされました。ちなみに著作権法の原則でも明言されていますが、連邦最高裁判所は著作者は自分の画像を保護する責任があると見なしています。 結局のところ、Google画像検索結果に画像を表示させたくないのであれば検索エンジンのアクセスをできないようにすることも可能です。そういったことからBGHは著作者を犠牲にする特権を検索エンジンに与える決定を下しました。 → […]
2018/11/28

Update #1810: ユーザーも満足のCOPYTRACKアプリ新機能

写真家、フォトエージェンシー、ブロガーに限らず、時間はかけがえのないものです。したがって、シンプルかつ直感的に操作できる機能を提供する事はCOPYTRACKにとって特に重要な課題です。システムをユーザーの方々にとってより親しみやすく使いやすいものにするため、今回は過去数カ月でアップデートをした新機能のご紹介をいたします。 マッチしていない画像の変更 インボックスにあるヒット内のマッチしていない画像の組み合わせを選択すると、画像の比較画面が現れます。そこで画像を変更するを押すと、現在のオリジナル画像を新しい画像に1クリックで入れ替えることが可能になりました。 画像のアーカイブ 既に提出されたケースの画像をアーカイブ化することにより、COPYTRACKのコレクションから取り除くことが可能になりました。新たに追加されたアーカイブフォルダを使用し、いつでもアーカイブ化された画像を確認することができます。もしアーカイブ内の画像の無断転載を検索したい場合、アーカイブフォルダからコレクションに戻すだけで、今まで通りの検索ができます。 承認ポータルの新機能 COPYTRACKの承認ポータルにアクセスするだけで、画像使用者はわずか数クリックで既にお持ちの有効なライセンスを証明したり、1年の使用許諾がついた事後ライセンスの購入をすることができます。   その他の便利機能:承認ポータルは現在11言語(ドイツ語・英語・ロシア語・スペイン語・ポルトガル語・日本語・中国語・韓国語・フランス語・イタリア語・ポーランド語)に対応しており、クレジットカードやPaypalなど主要な支払い方法にも対応しています。 ライセンス期間を契約日から1年間に短縮 今年の夏から、事後ライセンスは契約期間終了から最大1年間のみ有効になりました。ライセンス期間の終了後に画像使用を継続したい場合は、著作権者に改めて確認、別途ライセンスを得る必要があります。 重要なお知らせはEメールで受け取り可能に 今後はニュースやアップデート情報だけでなく、ケースの進行に関する重要なお知らせをメールで受け取れるようになりました。重要な情報がケースに記載されるとすぐにその内容がEメールで送信されます。そのEメールに返信をするだけでケース内のコメントへの返信ができます。 カラフルなタグ付け タグにお好きな色を付けられるようになりました。これによりタグ付けしたヒットの確認、適切な処理がしやすくなります。システムにより振り分けられたタグもまた色付けされており、ユーザーにとって重要な情報の確認が、より素早くできます。 ご意見、お問い合わせがありましたら、お気軽にウェブサイト上、またはCOPYTRACKアプリからお問い合わせください。新機能についてのあなたのご意見をお待ちしています! COPYTRACKアプリにログイン
2018/03/09

画像アップロードからヒットまで – その裏側をご紹介

COPYTRACKアプリユーザーとして、 画像アップロード はもちろんご存知かと思います。ユーザーはご自分の画像をアップロードし、まもなくすると最初のヒットがアプリのインボックスに表示されます。一見とてもシンプルに見えますが、その裏側では多くのことが起こっているのです。今回の記事はアップロードとヒットまでの裏では一体どんなことが起きているのかをご紹介します。 画像処理 COPYTRACKアプリでユーザーの画像がアップロードされた後、システムが画像を最適なサイズに調整します。そしてソフトウェアがアップロードされた画像からCOPYTRACK画像インデックスで保存される個々のフィンガープリントを切り抜きます。COPYTRACK画像インデックスはワールド・ワイド・ウェブの他の画像と比較するためのベースを構築します。 ワールド・ワイド・ウェブで検索 インターネットからのヒットが表示される前に、もちろんまず最初に一度、世界中のインターネットを検索しなくてはなりません。ここで様々な種類のウェブクローラーと呼ばれるものを使います。ウェブクローラーはウェブサイトを自動的に分析するプログラムです。それはリンクを含むページ、ブログ、ショップ、ニュースサイト、人気のあるSNSを分析するクローラー、AmazonやeBayのようなマーケットプレイスを検索する他のウェブクローラーを介してインターネットを経由するウェブクローラーがあります。これらの方法で毎日数百万もウェブサイトから検索し、数えきれない画像数をCOPYTRACK画像インデックスで比較するために収集しています COPYTRACK画像インデックスで整理 次のステップはCOPYTRACK画像インデックスで発見された画像を整理します。個々のフィンガープリントを直接比較する際に、拡大縮小、色の変更、着色、切り取りやコラージュなどの改変を考慮することも可能です。ここでのCOPYTRAKソフトウェアの性能は優秀です。ここで例えば1000万枚の画像が集められた場合、COPYTRACK画像インデックスで1000万枚の画像を比較可能でなければいけません。その後そのマッチ結果はCOPYTRACKシステムに一時保存され、結果表示のために準備されます。 ヒットデータの向上 ヒットの表示前に、発見されたマッチにはまだ多くのデータが追加されなければいけません。発見サイト情報やヒット画像の保存場所に加え、様々な方法で画像の公開日や検出サイトの管理者情報などを見つけ出します。これらの集積された情報は自分の画像が既にその管理者に使用許諾がされたかどうか、素早く判断するために役立ちます。 該当画像がきちんと使用許諾されていなかった場合は、著作権者が事後にライセンスを要求することができる金額をCOPYTRACKが事前に計算します。 ヒット表示 全てのヒットの追加情報が充実すると、COPYTRACKアプリのインボックスに全ての検索結果が表示され、ユーザーはヒット処理を開始することができます。 © COPYTRACK | Shiori Nakano
2017/09/14

COPYTRACK画像比較 – 舞台の裏側

前回は”その裏側をご紹介”シリーズの”COPYTRACK独自の盗まれた画像の見付け方”で、個々のウェブクローラーの助けを借りてどのようにCOPYTRACKが数百万枚の写真を毎日収集しているかをご紹介しました。もう一つの大事なステップとして、私たちがCOPYTRACKの画像インデックスを通してどのように画像の比較作業が行われているかご紹介します。 画像比較はそのままの画像で大丈夫。 詳細のご説明前に念頭に置いて頂きたいのが、COPYTRACKの画像比較はウォーターマークがある画像でも問題なく、各画像にメタデータを追加したり、画像から他の情報を削除したりする必要もありません。 COPYTRACKは顧客がアップロードしたすべての画像を分析し、それぞれにの個々のフィンガープリントを作成します。しかしどのようにこれら個々のフィンガープリントを作成するのでしょうか?まず最初に画像は白黒の特定サイズに変換されます。そしてこの画像は数百万ピクセルから構成された特定のパターンの個々のアルゴリズムにより検証されます。これを実現するため特別に開発したアルゴリズムそして個々のフィンガープリントの計算を使います。フィンガープリントは画像のピクセルから全パターンのシリーズで構成されます。そしてそれぞれのフィンガープリントはCOPYTRACKの画像インデックスに収納されます。 またCOPYTRACKのウェブクローラーでオンライン上に見つけた全ての画像のフィンガープリントも作成します。そして、マッチングを見つけるために顧客がアップロードした画像に対して、クローラーが見つけた全ての画像を分析します。論理的には、COPYTRACK画像インデックスに全ての集めた画像を追加することもできます。しかしCOPYTRACK画像インデックスでこれらのフィンガープリントを比較することは制限しています。  COPYTRACK画像比較の特別なところはフィンガープリント構成が全パターンのシリーズのため、部分的なマッチも見つけることができます。これによりトリミング、拡大縮小、色の変更や歪曲により大きく修正されていた場合でも画像を識別することができるのです。 見つかった画像はベストマッチを見つけるために個々のフィンガープリントのベースとなる”類似性スコア”を計算します。COPYTRACKユーザーのために非常に類似している画像を見比べるためにオーバーレイ機能を作成しました。この画像の中心の丸を左右にドラッグして試してみてください。 最後に、結果に関連する全ての情報をユーザーにお渡しします。発見したウェブサイトの名前、その画像が公開された日付、サイトの運営者の情報が収集され表示されます。それに加えて、著作権者が要求できる事後ライセンスの見込み金額を計算します。全てのヒットとその追加情報がまとめられ、ユーザーにはCOPYTRACKカスタマーアプリのインボックスで全ての発見が表示され、ユーザーはそれらの手続きを開始することができます。 画像アップロードやCOPYTRACKアプリに関するご質問は、お問い合わせフォームまたはtokyo@copytrack.comまでご連絡ください。 © COPYTRACK | Shiori Nakano
2017/07/14

COPYTRACK APIで画像検索をより快適に

COPYTRACKは、開発者、写真家、写真データベースための2つの無料インターフェイスをリリースします ベルリン、2017年3月9日:COPYTRACKは現在API(Application Programming Interface)サービスを提供しています。画像検索と無断転載ができるポータルでは、サービスとの無制限な接続が可能です。ユーザーAPIにより、デベロッパーはベルリンのビジネスサービスを独自のウェブやアプリの提案に統合することができます。COPYTRACKはその技術へのアクセスをユーザーに提供します。デベロッパーは、COPYTRACKサービスに接続するために、独自のアプリケーションとプラグインをプログラムすることができます。ビジネスAPIでは、拡張インターフェースを提供します。これによりフォトエージェンシー、出版社、新聞社が、開発されたアプリにクライアントとパートナーを簡単に統合することができます。 「COPYTRACK APIを使用すると、著作権者は、幅広いアプリケーションにわたりさまざまな拡張機能でCOPYTRACK APIを有効にし、当社サービスを使用することがさらに容易になります。」とCOPYTRACK CTOのStefan Bärは言います。ベルリンを拠点とする同社の顧客リストの中には、世界中のフォトエージェンシー、写真家、グラフィックデザイナー、出版社、画像データベースが含まれています。さまざまな要求に対して最適化されたサービスを提供するために、COPYTRACKチームは2つのインターフェースを開発しました。 ユーザーAPIは、Adobe Lightroom、Adobe Photoshop、Gimpなど他のサービスやアプリケーションにCOPYTRACKの提案を統合したいすべての開発者を対象としています。新しいインターフェースのおかげで、COPYTRACKの顧客と開発者は既存のCOPYTRACKアカウントに独自の接続とダイレクトリンクをプログラムすることができます。写真家やグラフィックアーティストなどのユーザーは、少しずつ画像をアップロードしたり、プログラムから直接COPYTRACKアカウントに “コレクション”で一括にアップロードすることができます。そして不正使用の検索が自動的に開始されます。さらにAPIは、異なるプログラムとCOPYTRACKアカウント間の完全自動化された同期を可能にします。 ビジネスAPIは、出版社、フォトエージェンシー、画像ポータルなどのパートナーを対象としています。これにより、COPYTRACK製品を独自のサービスとアプリケーションに統合することができます。ユーザーAPIと同様に、パートナーはワークフローを最適化できます。また、パートナーの顧客は、パートナーポータルを通じて独自のCOPYTRACKアカウントを作成できる新しいインターフェイスから利益を得ることができます。そしてCOPYTRACKでアプリケーションまたはパートナーのポータルから画像またはグラフィックを直接インポートします。インターネット上でのイメージ使用のヒットは、パートナーポータルのユーザーに表示されます。 「独自の画像認識技術と世界的な無料サービスに加え、間違いなく我々は 新しいAPIとの競争を続けています」とCOPYTRACKのCEOマーカス・シュミットは言います。「 フィードバックが楽しみです、APIがどのように利用して頂けるのか興味があります」 COPYTRACKは全ての必要なドキュメント、統合に関するサポートを提供しています。 COPYTRACKについて COPYTRACK は、2015年にマーカス・シュミットによって設立された写真家、出版社、フォトエージェンシー、eコマースベンッダーを対象としたサービスです。サービスは無料のインターネット画像検索から、約98%の精度で検索されます。顧客は許可なく使用されている画像を明確にし、ポータル上の自動ライセンス計算機能により事後ライセンス料金を決定することもできます。COPYTRACKは、著作権法に関連する分野の法的解決と同様に、140カ国の裁判外の解決に対応しています。ライセンスが成功した場合、著作権者は合意した金額の70%を受け取り、COPYTRACKは 30%を受け取ります。検索機能は完全無料です。 © COPYTRACK | Andrea Feustel