Press Feature

2018/03/09

画像アップロードからヒットまで – その裏側をご紹介

COPYTRACKアプリユーザーとして、 画像アップロード はもちろんご存知かと思います。ユーザーはご自分の画像をアップロードし、まもなくすると最初のヒットがアプリのインボックスに表示されます。一見とてもシンプルに見えますが、その裏側では多くのことが起こっているのです。今回の記事はアップロードとヒットまでの裏では一体どんなことが起きているのかをご紹介します。 画像処理 COPYTRACKアプリでユーザーの画像がアップロードされた後、システムが画像を最適なサイズに調整します。そしてソフトウェアがアップロードされた画像からCOPYTRACK画像インデックスで保存される個々のフィンガープリントを切り抜きます。COPYTRACK画像インデックスはワールド・ワイド・ウェブの他の画像と比較するためのベースを構築します。 ワールド・ワイド・ウェブで検索 インターネットからのヒットが表示される前に、もちろんまず最初に一度、世界中のインターネットを検索しなくてはなりません。ここで様々な種類のウェブクローラーと呼ばれるものを使います。ウェブクローラーはウェブサイトを自動的に分析するプログラムです。それはリンクを含むページ、ブログ、ショップ、ニュースサイト、人気のあるSNSを分析するクローラー、AmazonやeBayのようなマーケットプレイスを検索する他のウェブクローラーを介してインターネットを経由するウェブクローラーがあります。これらの方法で毎日数百万もウェブサイトから検索し、数えきれない画像数をCOPYTRACK画像インデックスで比較するために収集しています COPYTRACK画像インデックスで整理 次のステップはCOPYTRACK画像インデックスで発見された画像を整理します。個々のフィンガープリントを直接比較する際に、拡大縮小、色の変更、着色、切り取りやコラージュなどの改変を考慮することも可能です。ここでのCOPYTRAKソフトウェアの性能は優秀です。ここで例えば1000万枚の画像が集められた場合、COPYTRACK画像インデックスで1000万枚の画像を比較可能でなければいけません。その後そのマッチ結果はCOPYTRACKシステムに一時保存され、結果表示のために準備されます。 ヒットデータの向上 ヒットの表示前に、発見されたマッチにはまだ多くのデータが追加されなければいけません。発見サイト情報やヒット画像の保存場所に加え、様々な方法で画像の公開日や検出サイトの管理者情報などを見つけ出します。これらの集積された情報は自分の画像が既にその管理者に使用許諾がされたかどうか、素早く判断するために役立ちます。 該当画像がきちんと使用許諾されていなかった場合は、著作権者が事後にライセンスを要求することができる金額をCOPYTRACKが事前に計算します。 ヒット表示 全てのヒットの追加情報が充実すると、COPYTRACKアプリのインボックスに全ての検索結果が表示され、ユーザーはヒット処理を開始することができます。 © COPYTRACK | Shiori Nakano
2018/01/10

Instagramが2018年も人気 !フォトグラファー向けニュース&トレンド

年末のクリスマスや大晦日ムードも終わり、街はすっかり元通りです。新年がついにやってきました!今回はこのソーシャルメディアの様々なトレンドをご紹介します。特に フォトグラファー や、オンラインマーケティングだけでなく、写真好きな個人の方にも、人気オンライン写真プラットフォームのトレンドは興味深いものです。このFacebook子会社は月間ユーザー数をなんと8億人にまでもたらし、未だにその成長の終わりがやってくる気配すらありません。多くの個人に加え、特に企業が広告プラットフォームとしてこの人気ネットワークを活用しています。単なる企業用アカウントまたはインフルエンサーによる宣伝としても、未だかつてなくインスタグラムでの宣伝が急上昇しています。ここでCOPYTRACKが重要なInstagramトレンド2018をまとめました。 インスタストーリー 2017年はインスタストーリーの年だったように感じられます。2016年の間はまだスナップチャットが一時的な内容としての最も重要なプラットフォームでしたが、Instagramは昨年、競合他社を追い抜くことができました。作成後24時間で消えてしまうショートビデオの過大広告の終わりは2018年もまだ見えません。マーケティング目的として、このようなコンテンツの方がどうやら適切な理由があり、より内容にフォーカスしているのです。ストーリーはフィードの一番上に位置するため一番目につきます。さらにこのショートストーリーは多くのユーザーに毎日チェックしないと見逃してしまうような気分にさせます。 プロのフォトグラファーにとってもこのタイプのコンテンツはマーケティング目的としてとても有効となり得ます。多くのフォトグラファーが主に作品をInstagramの通常フィードに投稿していますが、ストーリー機能を使用すれば、少し個人的なことや、仕事の裏側を見せたりもできます。 購入ボタン 2017年初めのアップデートの一部として、Instagramは写真共有プラットフォームの未来にとって不可欠な機能を追加しました。ここでは企業がInstagramを通して直接製品を販売することができる「今すぐ購入」機能について説明します。この購入体験以上に簡単なものはありません。提供者のアカウントに充分なフォロワー数、Instagramのビジネスアカウントさえあれば、お気に入りのフォトグラファーの画像をたった数回クリックするだけで購入ができるのです。 この機能は2017年の間はまだテスト段階にありましたが、2018年に人気が高まると予測されます。フォトグラファーは広告プラットフォームを通じて、画像や製品画像を直接顧客に販売する新しいチャンスを得られます。 ライブ配信 インスタストーリーと同様、Instagramのビデオコンテンツの人気はすでに2017年に確立され、2018年には引き続き上昇する見込みです。 インスタライブ配信は飛躍的に増加しており、すぐに終わることはなさそうです。ますます多くの企業が顧客と確実な方法でコミュニケーションをとるためにライブ機能を使用しています。 全般的にインスタストーリーまたはライブ配信を通して、Instagramは明らかにより信頼性にトレンドが出ていることが見られます。これはもちろん現時点のInstagramの向かっている方向性ではないかもしれませんが、とは言ってもより密接なコミュニケーションのための一歩です。 Instagram利用規約への警告 2017年10月15日に発表されたドイツ新聞 “Tagesspiegel”にて、ドイツの消費者団体はInstagramの条件で18の不公平な条件を警告しています。意外なことにInstagramは即座に対応し、欧州連合(EU)の利用者向け利用規約を直ちに改訂することに同意しました。 具体的に変更前の利用規約は、Instagramのいかなる紛争もカリフォルニア州の裁判所においてのみ争われ、ユーザーの居住国の裁判所では争われないことを条件としていました。さらにカリフォルニア州の消費者法だけが適用され、一部に関してはドイツのものよりもずっと緩和された内容となっていました。そして古い利用規約では、Instagramはユーザーの画像や動画を、コンテンツを宣伝する権利を含め広範囲に及ぶ利用権が許可されています。 昨年11月にInstagramの利用規約で上記すべての点が改訂されました。例えば、EUに居住するユーザーには居住権があり、米国企業との紛争は、消費者の居住地にある裁判所で解決する必要があります。加えて、知的財産権はドイツ著作権法が適合されました。ユーザーはInstagramに、投稿したコンテンツの非独占的かつサブライセンス可能な世界的ライセンスを付与することが記載されています。このライセンスは利用規約でInstagramサービス提供のみが目的であることが明確で、ユーザーがコンテンツを削除すると終了します。 Instagramのような100万ドルグループを相手に非難する必要はありませんが、Instagramが迷わず利用規約に適切な変更を加えたことは非常に好印象です。 COPYTRACKは、2018年にその他どんなトレンドや動向が出てくるのか、よりフェアな写真業界への道のりでCOPYTRACKのお客様をサポートできる新たな年を楽しみにしています。それでは、 2018年も良い年になりますように! © COPYTRACK | Shiori Nakano
2017/09/14

COPYTRACK画像比較 – 舞台の裏側

前回は”その裏側をご紹介”シリーズの”COPYTRACK独自の盗まれた画像の見付け方”で、個々のウェブクローラーの助けを借りてどのようにCOPYTRACKが数百万枚の写真を毎日収集しているかをご紹介しました。もう一つの大事なステップとして、私たちがCOPYTRACKの画像インデックスを通してどのように画像の比較作業が行われているかご紹介します。 画像比較はそのままの画像で大丈夫。 詳細のご説明前に念頭に置いて頂きたいのが、COPYTRACKの画像比較はウォーターマークがある画像でも問題なく、各画像にメタデータを追加したり、画像から他の情報を削除したりする必要もありません。 COPYTRACKは顧客がアップロードしたすべての画像を分析し、それぞれにの個々のフィンガープリントを作成します。しかしどのようにこれら個々のフィンガープリントを作成するのでしょうか?まず最初に画像は白黒の特定サイズに変換されます。そしてこの画像は数百万ピクセルから構成された特定のパターンの個々のアルゴリズムにより検証されます。これを実現するため特別に開発したアルゴリズムそして個々のフィンガープリントの計算を使います。フィンガープリントは画像のピクセルから全パターンのシリーズで構成されます。そしてそれぞれのフィンガープリントはCOPYTRACKの画像インデックスに収納されます。 またCOPYTRACKのウェブクローラーでオンライン上に見つけた全ての画像のフィンガープリントも作成します。そして、マッチングを見つけるために顧客がアップロードした画像に対して、クローラーが見つけた全ての画像を分析します。論理的には、COPYTRACK画像インデックスに全ての集めた画像を追加することもできます。しかしCOPYTRACK画像インデックスでこれらのフィンガープリントを比較することは制限しています。  COPYTRACK画像比較の特別なところはフィンガープリント構成が全パターンのシリーズのため、部分的なマッチも見つけることができます。これによりトリミング、拡大縮小、色の変更や歪曲により大きく修正されていた場合でも画像を識別することができるのです。 見つかった画像はベストマッチを見つけるために個々のフィンガープリントのベースとなる”類似性スコア”を計算します。COPYTRACKユーザーのために非常に類似している画像を見比べるためにオーバーレイ機能を作成しました。この画像の中心の丸を左右にドラッグして試してみてください。 最後に、結果に関連する全ての情報をユーザーにお渡しします。発見したウェブサイトの名前、その画像が公開された日付、サイトの運営者の情報が収集され表示されます。それに加えて、著作権者が要求できる事後ライセンスの見込み金額を計算します。全てのヒットとその追加情報がまとめられ、ユーザーにはCOPYTRACKカスタマーアプリのインボックスで全ての発見が表示され、ユーザーはそれらの手続きを開始することができます。 画像アップロードやCOPYTRACKアプリに関するご質問は、お問い合わせフォームまたはtokyo@copytrack.comまでご連絡ください。 © COPYTRACK | Shiori Nakano
2017/08/15

国内外で活躍中のフォトグラファー黒田明臣さん

黒田明臣さんは、独自の世界観と発想が国内外問わず評価されています。しかしご本人が目指しているのは写真家ではないとのこと。その詳細についてCOPYTRACKにお話し頂きました。 黒田さんが写真家を目指したきっかけ、またはどなたが最初のモデルでしたか。可能であればその写真を見せて頂けますか。 自分は写真家を目指したわけではなく、今も写真家だとは思っていないのですが、写真が好きで気づけば写真が生活の中心となっていました。海外はわかりませんが、日本では写真家(作家)と商業フォトグラファーというのはフィールドが分かれている印象を受けます。作家の方は自分の作品性を仕事に結びつけておられますが、商業フォトグラファーはカメレオンのようにクライアントの意向を汲んだ写真を撮るというか。自分は仕事の場合だと、まだまだ駆け出しということもあってか、あまり個人の作品性を活かさずに仕事を請ける事も多いです。パーソナルワークとしての作品は継続的に制作しているのですが、普段の広告撮影などでもそういった作品性を、より広く仕事に結び付けられたらと思っています。 これはまだ自分が本格的に人物を撮りはじめる前に、親友を結婚式で撮影した写真です。長年、誰よりも私の身近に居てくれた方で、彼女の晴れ舞台で納得のいく写真を撮れた時、人を撮るのもおもしろいなと思い始めました。 黒田さんが人物撮影に本腰を入れ始めたきっかけとなった一枚 いま話題のフォトグラファーによるWEBマガジン ヒーコでは、どんな読者の方が多いですか。このウェブサイトで達成したい目標などはありますか。 主にハイアマチュアと言われるような、向上心豊かなフォトグラファーが多い印象です。 20代から30代が中心で、あとは50代までバランス良く分かれています。ヒーコで達成したい目標は、知の共有です。これは自分がビジュアル的に理想の写真を追求していくにあたり困ったという点に端を発するのですが、日本の写真に関する技術情報というのは西欧諸国に比べて、圧倒的に少ないのです。これは言語の問題も大いにあると思うのですが、やはり日本には秘伝のタレ文化というのが大きいとも思っています。結局自分の場合は、海外の文献から学ぶことが多かったわけですが、それと同じことを日本語で学べる環境というのを作りたかったのですね。そして、可能であれば作家性をもったフォトグラファーの方々がマネタイズできるようなプラットフォームにもなることができればと思っています。まだまだ理想には程遠いですが、着実と前進していけるように色々画策しています。意外に思われるかもしれませんが、自分は特に写真家として大成したいという思いはなく、そこにあまり力はかけていません。どちらかというと、こういった取り組みに力を入れたいなと思っています。 黒田さんの作品は美しい女性がたくさん登場しますが、撮影時に緊張されたりしませんか。 よく、「キレイな人をたくさん撮っている」と言われるのですが、全く自覚がないんですよ。キレイだなとは思うのですが、あまり女性としてカワイイとか思うことがないんです。なので撮影に緊張するという事もないですね。逆に「この人のことを好きになってしまうかもしれない!」と感じたら撮らないと思います。 デジタルカメラマガジン(Impress Inc), PROGRESSIVE LENS Olympus M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO 特集 COPYTRACKサービスを使ってみた感想はいかがですか。今までに著作権侵害の被害に何か遭われた経験はございますか。 思った以上に、使いやすいユーザーインターフェースとデザイン、軽快なレスポンスに驚かされました。非常にシンプルで良く出来ていますよね。画像のアップロードやワークフローなど、全てがわかりやすかったです。こんなにも楽に、自動でやってくれるのかと驚きました。自分は今のところそこまで大きな被害はないのですが、周りの風景フォトグラファーの方々は悲惨な目にあっていたりもするので痛ましいですね。現在進行系であるのは、海外で勝手に売られていたり、まとめサイトで盗用されていたりというケースです。いま数十件ケースを申請していますが、今後の展開を楽しみにしています。 黒田明臣 […]